WPSを編集する

WPSファイル

エクスプローラ MyDog.wpsの作成

 「wps」フォルダの中に新しく「MyDog.wps」というファイルを作成します。(右クリックメニュー → 新規作成 → テキストドキュメント → MyDog.wps)
 さらに「MyDog」というフォルダを作成します。(右クリックメニュー → 新規作成 → フォルダ → MyDog)

 WPSでビットマップ(.bmp)を利用する場合は、利用したいビットマップファイルを「MyDog」フォルダの中に入れます。

WPSファイルの編集

 メモ帳を起動して、MyDog.wpsファイルをドラッグ&ドロップで開きます。ここでは実験として下のように記述しました。

hello, world

title is %it

filename is %fm

%?it<has title|no title>

%?it<%it|%fm>

WPS WPS (プレイヤー画面)

 wpsファイルを保存したらシミュレータから読み直す必要があります。「setting」→「テーマの閲覧」→「MyDog」として読み直してください。
 音楽ファイルを再生すると右の画像のような画面が表示されると思います。(見やすくするために背景画像は消してあります)

 それでは一行ずつ説明していきます。最初の hello, world はそのままシミュレータ上でも hello, world と表示されています。基本的にwpsファイルに記述した文字はそのまま表示されます。

  % から始まる単語には特別な意味があります。二行目の title is %it ですが、title is まではそのまま表示され、%it の代わりに夜想曲という文字が続きます。これは %it が音楽ファイルの持つ「タイトルタグ」を意味しています。音楽ファイルがタイトルタグを持っていない場合は何も表示されません。

 続いて、filename is %fm です。%fm は音楽ファイルのファイル名を意味します。ここでは「09 夜想曲.ogg」というファイルを再生していることが分かります。

 さらに続いて、%?it<has title|no title> ですが、先に条件分岐について説明します。条件分岐は %?xx<aaaa|bbbb> のように記述します。これは、%xx が存在するかどうかを調べて、存在した場合は aaaa を表示し、存在しない場合は bbbb を表示するという意味になります。%?it<has title|no title> の場合は、%it がタイトルタグを表していたので、タイトルタグがあれば has title と表示し、なければ no title と表示することになります。

 最後に %?it<%it|%fm> です。これはタイトルタグが存在した場合には、タイトルタグを表示し、存在しない場合には、ファイル名を表示するという意味になります。iTunesで取り込んだ曲には基本的に全てタイトルタグが存在するので問題ないのですが、自分でiPod内にコピーした非圧縮WAVなどの音楽ファイルを再生するときなど、タイトルタグが存在しないケースもあります。なので条件分岐を利用してタイトルもしくはファイル名を表示させるテクニックが必要になってきます。

 今度はもう少し実用的なWPSを作成してみました。

%X|bg.bmp|
%we







 %?ia<%ia|%d2>
 %?id<%id|%d1>
 %s%?it<%it|%fn>
%pb|8|9|311|
 %pp/%pe %ac%?mp<停止|♪再生|一時停止|早送り|巻戻し> %ar%pc/%pt 

 next:%?It<%It|%Fn>

WPS WPS (プレイヤー画面)

 あらかじめ bg.bmp という画像ファイルを作成し、「MyDog」フォルダの中に保存しておきます。そして、テーマを読み直してから音楽ファイルを再生すると、右の画像のような感じになります。

 最初の行の %X でプレイヤー画面の背景画像を指定しています。指定する画像ファイルが bg.bmp なら 「MyDog」フォルダの中の bg.bmp が使われます。
 次の we はプレイヤー画面でステータスバーを表示することを表しています。

 %ia はアーティストタグ、%d2 は二つ上のフォルダ名を表しています。なので、%?ia<%ia|%d2> は、音楽ファイルがアーティストタグを持っていればアーティストタグを表示し、持っていない場合は代わりに、ファイルのある場所から二つ上のフォルダ名を表示することになります。
 %id はアルバムタグ、%d1 は一つ上のフォルダ名を表しています。なので、%?id<%id|%d1> は、音楽ファイルがアルバムタグを持っていればアルバムタグを表示し、持っていない場合は代わりに、ファイルのある場所から一つ上のフォルダ名を表示することになります。
 %s%?it<%it|%fn> は、最初の例で扱ったものとほぼ同等です。ただし、%fm の代わりに %fn を使用しています。こちらもファイル名を表示するのですが、ファイルの拡張子 (.mp3や.oggなど) は表示しません。さらに頭に%s がついてますが、これは表示させる文字列が長すぎて画面に収まりきらないときにスクロールさせることを意味します。

 %pb はプログレスバー(シークバー)を表示させることを意味しています。続く三つの数字は、プログレスバーの高さ、プログレスバーの左端の位置、プログレスバーの右端の位置を指定しています。

 %pp はフォルダ・プレイリスト内での曲の位置を表しています。%pe はフォルダ・プレイリスト内の曲数を表しています。
 %ac で文字列を画面の真ん中に表示させることができます。%?mp はプレイヤーの状態による分岐を意味しています。
 %ar で文字列を画面の右端に表示させることができます。%pc 現在の再生場所 (再生時間) を表し、%pt は曲の長さを表しています。

 %it%It , %fn%Fn のように大文字を使って記述すると、次の曲の情報を参照します。

 停止・♪再生・一時停止… のように wpsファイル内で直接日本語を用いた場合はファイルの保存に気をつけなくてはいけません。そのまま保存すると文字コードがShift_JISで保存されてしまうので、メモ帳の「ファイル」→「名前を付けて保存」を実行し、ファイル名を「MyDog.wps」、ファイルの種類に「全てのファイル」を、文字コードに「UTF-8」を指定してから保存してください。良くわからない場合は、停止・再生などの表記をStop・Playに変更すればそのまま保存しても大丈夫です。この場合でもタイトルタグに日本語があればちゃんと日本語で表示してくれます。

実機で確認

iPod iPodで動作確認

 シミュレータで動作を確認したら iPod に転送しましょう。iPod を PC に繋ぎ、作成したテーマファイル・wpsファイル・ビットマップ画像などをコピーします。

 「ハードウェアの安全な取り外し」を実行してiPodを取り外したら、Rockboxの設定メニューからテーマを読み込みます。

 ここまでできたら周りのiPodユーザに自慢してください。そしてRockboxを教えてあげましょう。